皆さん、こんにちは。
ルーフエンジニアの小栗です。
今日、8月8日は屋根の日であり、創業記念日です。
8月8日に創業したのは8月8日が屋根の日だったからです。
昨年のブログも同じことを書いていますね(笑)
ちなみに、1年前の今日、1年後には「新規事業が少しずつ動き出し当社が今よりも成長できていることを願います。」と書かれていました。
1年前の願いむなしく、残念ながらまだ新規事業は動いていません。
来年の15周年には必ず新規事業が動いていることを心から願います(笑)
昨年のブログも良かったら読んでみてください。

今回のアイコンは、九州の福岡県にある日吉神社の中にある宇美神社ですが、
この屋根の形状を見ると八の形が屋根の形状に似ているのが良く分かりますよね。
銅板葺きの美しい屋根です。
今日のブログは、屋根コラム連動企画として書いています。
今日は神社などで良く見る唐破風について書きたいと思います。
屋根コラムの、「屋根の歴史を知る」の中で平安時代の屋根についてコラムがあります。
「平安時代に屋根は「権力」から「美しさ」へ進化した!檜皮葺と寝殿造を技術者が解説」です。
そこで唐破風について書いています。
このコラムでは、奈良時代に権威の象徴だった瓦屋根の唐破風と平安時代に優美な曲線の檜皮葺による唐破風を比較しています。
滑らかな曲線を作り出す檜皮葺に対して力強い曲線を作り出す瓦葺きの対比は、建築における屋根が表現する意味合いを明確に感じることが出来ます。

この唐破風は、日本独自で発達した建築様式で、平安時代に貴族の乗り物(牛車)の屋根に用いられたのが起源とされています。
その後、社寺建築、城郭、御殿の象徴として多くの建築で使われています。
実は私はこの唐破風について、ずっと意匠的なものだと思っていて唐破風の本当の意味を知りませんでした。
7月の頭に九州に出張があり、その日の朝、宿泊先の近くにある日吉神社に散歩を兼ねた参拝に行きました。
その日は朝から結構な雨が降っていたんですが、時間的にも余裕があったので毎朝のランニングの代わりに雨の中を散歩しながら日吉神社に行きました。
日吉神社の本殿は銅板葺きで参拝するところは唐破風になっていました。

ここで参拝してから帰るときにふと気付きました。
雨が屋根から流れ落ちてないぞ!?
写真で見る通り、神社やお寺には基本的に樋はありません。
そのため、屋根面に降った雨は基本的に全て軒先からそのまま地面に落ちます。
屋根面が大きいと軒先に落ちる雨の量は増えます。
その屋根の軒先から落ちる屋根面の雨をコントロールしているのが唐破風の機能だったんですね!
唐破風により正面の参拝者に屋根面の雨水がかからないように唐破風の両サイドに雨水を導いているのです。
唐破風が雨水をコントロールしている様子は下記動画を確認してください。
雨が降ったときは、屋根が機能している様子を目で見ることが出来るチャンスです。
雨が降った時の楽しみとして、皆さんも機会があれば社寺仏閣などの歴史的な屋根を観察してみてください。
新たな発見があるかもしれませんよ!
今日はこれで終わります。
また、ブログでお会いしましょう。
ごきげんよう。

