特許明細書の「前記」

皆さん、こんにちは。

未来の屋根を発明する、屋根発明家の小栗です。

1か月前ぐらいから書き始めた特許明細書がやっと終わりました。

当初、1週間あれば余裕で書けると思い、なかなか書けずに10日経ち、20日経ち、気が付けば約1か月掛かりました。

大誤算です。

まぁ、よくありますが(笑)

この特許明細書を書く仕事、一般的には弁理士という国家資格を持った方に頼みます。

専門的な文書で、決まり事も多いので、専門家でないとなかなか難しいんですね。

私は弁理士に頼まず自分で書いていますが、費用対効果で考えた方が良い仕事ですので、しっかりと書ける力が付くまでは弁理士に頼む方が良いと思います。

さて、そんな特許明細書ですが、よく聞かれるのが、特許の明細書は「わざと分かりにくくしているのではないか?」というコメントです。

何を隠そう、実は私も最初はそう思いました。

でも実際に書いていくといつの間にか分かりにくい文書になっちゃうんですね。

特許の文書で特徴的なのは「前記」です。

「前に書かれた」という意味の前記ですね。

特許請求の範囲の中に書く発明の構成を二度目以降に書く際には必ず「前記」という言葉を書きます。

「前に書かれた構成と同じ構成だよ」って明確にする必要があるので、必ず前記を付けないとダメなんですね~

特許の審査官はこのあたり、とても神経質にチェックされます。

なので、前記だらけの文章になります(笑)

ちなみに、今回出願した特許明細書では「前記」という言葉を625回使っています。

あらためて数字で見ると、恐ろしい数ですね!!

そんなこともあり、普通の会話とは全く異なる日本語の文章が出来上がるんです。

とりあえず一旦特許から解放されたので、いろいろ他の仕事をしたいと思います。

しかし、現在取り組んでいるタイルーフの開発に関しては少なくともあと3件は特許明細書を書くことになりそうです。

引き続き頑張っていこうと思います。

今日はこれで終わります。

今日のオマケ写真は蒲郡で食べたカツカレーです。

懐かしい味でとても美味しかったです。

勿論、キャッシュレスは使えない昭和の喫茶店でした(笑)

それではまたブログでお会いしましょう。

ごきげんよう!

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